法政大学と摩阿陀会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 20:38 UTC 版)
持ち前のいたずらっ気やユーモアもあって、特に法政大学教授当時の教え子(百閒自身はこの呼称を嫌い「学生」と呼んだ)達から慕われた。還暦を迎えた翌年から、教え子らや主治医・元同僚らを中心メンバーとして、毎年百閒の誕生日である5月29日に「摩阿陀会(まあだかい)」という誕生パーティーが開かれていた。摩阿陀会の名は、「百閒先生の還暦はもう祝ってやった。それなのにまだ死なないのか」、即ち「まあだかい」に由来する。黒澤明監督による映画『まあだだよ』は、この時期を映画化したもの。なお、この摩阿陀会に対する返礼として、百閒は自腹で「御慶の会」を正月三日に同じ会場(主に東京ステーションホテル)で催した。
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