没後の世評
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 22:24 UTC 版)
「アレイスター・クロウリー」の記事における「没後の世評」の解説
生前のクロウリーは麻薬常習やバイセクシャルといった部分をあげつらわれて世間から悪しざまに罵られたが、カウンターカルチャーに大きな影響を与えた稀有の人物として、スピリチュアルからヒッピー文化、はたまたニューエイジ運動に到るまでの近現代思想史に特にその名を刻まれることになった。また、彼の遺産「汝の意志することを行なえ」をモットーとするセレマ思想は、その後のウィッカ、ネオペイガニズム、ケイオスマジック、そしてサタニズムの根底に流れるアウトサイダー指向の妥当性を裏付ける哲学として一定の存在感を放ち続けている。 数々のオカルト分野で才能を発揮したクロウリーは、タロット愛好者の間では名作トート・タロットの考案者として知られている。ヘヴィメタルファンには、オジー・オズボーンのアルバム『ブリザード・オブ・オズ』に収録されている「ミスター・クロウリー -死の番人-」のモチーフとして認知されている。彼の支持者としては、ジミー・ペイジ、デヴィッド・ボウイ、映画監督のケネス・アンガーらがいる。ビートルズの『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』のアルバムジャケットにもクロウリーの肖像が見られる。
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