池内たけしとは? わかりやすく解説

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池内たけし

読み方いけのうち たけし

俳人本名洸。愛媛県生。高浜虚子次兄池内信嘉長男俳句虚子の門に学び、また宝生九郎の門で宝生流謡曲を学ぶ。『ホトトギス同人で『』を発行主宰し多く後進育てた著書に『たけし句集』『玉葛』等がある。昭和49年1974)歿、85才。

池内たけし

池内たけしの俳句

この道の心覚えや野菊咲く
この頃や芭蕉玉巻き玉をとき
どくだみの匂ひはじめし二葉かな
やすらふや耕す土にひた坐り
三人の一人こけたり鎌鼬
京去るや鴨川踊今宵より
仰向きに椿の下を通りけり
元日や暮れてしまひし家の中
口にする鹿せんべいや旅の春
大原の小学校も冬休
大樫の枝こまやかに芽を吹けり
春暮るる花なき庭の落花かな
汗かいて器量よしなり撰鉱婦
清水汲む心はるばる来つるかな
秋天や大堤防に寝ころびて
遠方に吹きさわぎゐる落葉かな
遠花火草に映りて揚りけり
 

池内たけし

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/25 05:55 UTC 版)

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池内たけし(いけのうち たけし、1889年2月21日 - 1974年12月25日)は、愛媛県出身の俳人高浜虚子の兄池内信嘉の長男として松山市に生まれる。能楽の新興に務めた家風にならい当初は能楽師を志したが断念、1913年頃より虚子門に入り、「ホトトギス」発行所に務めながら虚子の指導を受けた。1932年「欅」を創刊・主宰。代表句に「仰向きに椿の下を通りけり」。大正中~後期の「ホトトギス」沈滞期に活躍した作家で、虚子の客観写生を忠実に実践。虚子は「平淡にして滋味がある」とその句風を評した。句集に『たけし句集』『赤のまんま』『その後』『父から聴いた話』『叔父虚子』などの著書がある。

参考文献

  • 『現代俳句大事典』 三省堂
  • 『ホトトギスの俳人101』 新書館



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