江戸和竿の歴史とは? わかりやすく解説

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江戸和竿の歴史

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/14 02:21 UTC 版)

江戸和竿」の記事における「江戸和竿の歴史」の解説

江戸和竿がいつから作られ始めたのか明確な資料は見つかっていない。 1723年享保8年)に書かれ日本初釣り解説書何羨録」には既に継ぎ竿選び方に関す記述があり、当時から数種類の竹を組み合わせた継ぎ竿作られていたことが確認できる18世紀末利右衛門(竿利)が継ぎ竿技術発展させ、1788年天明8年)に上野広徳寺前の東作泰地東作)がその竿を真似た竿を作り評判になったその後東作弟子であった釣音が独立し、その釣音から竿忠、竿冶、竿辰など、今日も残る江戸和竿師の系譜生まれ発展した江戸和竿需要ピーク昭和初期から戦後間もなくのことで、戦後進駐軍向けに土産物用の西洋風の竿を大量生産して財を成した竿師少なくなかった。 しかし、グラス竿(ガラス繊維強化プラスチック製の竿)やカーボン竿(炭素繊維強化プラスチック製の竿)の登場によって急速に需要減少し多く竿師廃業引退余儀なくされ、現在は後継者不足によって長い年月をかけて蓄積されてきた技術喪失懸念されている。

※この「江戸和竿の歴史」の解説は、「江戸和竿」の解説の一部です。
「江戸和竿の歴史」を含む「江戸和竿」の記事については、「江戸和竿」の概要を参照ください。

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