水雷艇の登場まで
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/14 03:25 UTC 版)
詳細は「水雷艇」を参照 小型艇をもって敵の大艦を攻撃するという海戦術は、古来から広く実施されてきた。例えば帆船時代の海戦戦術の一つとして、各種装載艇に強襲隊員を配員し、オールで航走して敵の根拠地内に突入し、敵の停泊艦隊を強襲することが行われた。しかしこれらの強襲作戦は基本的に移乗攻撃を前提としたものであり、大型艇にはカロネード砲を搭載することもあったとはいえ、これも対艦兵器というよりは火力支援用としての性格が強かった。 その後、水雷、特に魚雷の発達とともに、小型艇でも敵の大艦の戦力を喪失せしめうる打撃力を備えるに至り、これを主兵装とした水雷艇が登場した。しかし水雷艇を大型化した駆逐艦が登場すると、水雷艇のニッチはこちらに奪われていき、残った水雷艇も沿岸用の小型駆逐艦としての性格が強くなっていった。
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