すいへいそうさ‐しゅうはすう〔‐シウハスウ〕【水平走査周波数】
水平走査周波数
1秒間に画面上を走る走査線の数のこと。この数が多いほど画面が緻密になる。現行のテレビが15,750回(15.75kHz)、ハイビジョンで33,750回(33.75kHz)、クリアビジョン(プログレッシブ)で31,500回(31.5kHz)である。
(執筆:オーディオビジュアル評論家 麻倉怜士)
※この情報は「1999~2002年」に執筆されたものです。
水平走査周波数
水平方向に走る走査線の速さを示す。NTSCが15.75kHzでハイビジョンが33.75kHz。15.75kHzは1秒間に15750本の走査線を作りだしているという意味。これを秒60フィルードとして表示しているわけだ。
(執筆:オーディオビジュアル評論家 藤原陽祐)
※この情報は「1999~2002年」に執筆されたものです。
水平走査周波数
別名:水平同期周波数,水平スキャンレート
【英】horizontal scan frequency
水平走査周波数とは、ディスプレイ画面に画像を表示する際に、どのくらいの速度で表示が行われるかを表す速度のことである。
ブラウン管には、画面全体に上から下まで複数のラインが存在しており、この水平方向のそれぞれのラインが上から順に左から右に描画されることで画面が表示される。また、一番下のラインまでの描画が終わると、再度、一番上のラインに戻り、これを繰り返す仕組みとなっている。このラインの描画において、電子線を照射して1回の画面描画を行なう際に、1秒間に描画できるラインの数を水平走査周波数、1秒間に画面を書き換える回数をスキャンレート(垂直同期周波数)と呼ぶ。
水平走査周波数が高くなるほど、同時発色数や解像度を高めることができるため、人間の目には、「きれいな画面」と見える。また、水平スキャンレートを、もともとのディスプレイの横線の数で割ったものが、一秒間に画面を書き換える回数である「垂直走査周波数」に相当する。同じ解像度のディスプレイで比較する場合は、「垂直操作周波数」が高くなればなるほど、ディスプレイがちかちかしていると感じることが少なく、より落ち着いた画面に見えるようになる。
水平走査周波数と同じ種類の言葉
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