水せい人(桑田次郎)
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『週刊少年キング』第7巻第34号(1969年8月17日号)掲載。単行本再録にあたり「水棲人」と改題。 折竹はリオデジャネイロでスリの少年ピコに出会った。ピコの両親は、人間に似た生物「水せい人」が棲むというパチニョの荒湿地上空を飛行機で飛行中に墜落し、母親はそのまま行方不明となり、父親は沼地を抜け出して生還したものの、「ママは水せい人につかまった、助けに行ってくれ」と言い残して死亡していた。その言葉を信じた者は誰もいなかったが、折竹は、ピコが持っていた、水せい人が使ったという槍の穂先にダイヤモンドの原石が使われていたことから、ピコの父親の証言は事実なのではないかと考える。 折竹はピコとともに飛行機でパチニョの荒湿地探険に挑むが、虫の大群に襲われ不時着し、荒湿地の泥の下にある化石化したジャングルを発見する。そこでは、精神異常をきたしたピコの母親が、水せい人たちに女王のように崇められて生きていた。 原作「水棲人」と舞台は同じだが、ストーリーはほぼ別物となっている。
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