気温に関する用語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/10 04:02 UTC 版)
最高気温 日最高気温ともいう。着目している日、すなわち0時から24時までに観測された気温の最高値。晴天の日では12時から15時の間に観測されることが多いが、そのときの気圧配置によって夜中に観測されることもある。天気予報などで「日中の最高気温」と明示した場合は、「9時から18時までの最高気温」となる。新聞などでは「0時から15時までの最高気温」が掲載される場合が多い。また、着目している月内に観測された気温の最高値を、月最高気温という。 最低気温 日最低気温ともいう。着目している日、すなわち0時から24時までに観測された気温の最低値。晴天の日では3時から9時の間に観測されることが多いが、その日の気圧配置によっては昼間に観測されることもある。天気予報などで「明日朝の最低気温」と明示した場合は、「明日0時から9時までの最低気温」となる。新聞などでは「前日21時から当日9時までの最低気温」が掲載される場合が多い。また、着目している月内で観測された気温の最低値を、月最低気温という。 平均気温 一日の場合は1〜24時の毎正時24回の気温の平均、1か月(1年)の場合は毎日(毎月)の平均気温の平均のことを指す。また、日本の平均気温を算出する場合、全ての観測地の平均気温ではなく、都市化の影響が少なく特定の地域に偏らない、1898年以降継続して観測が続けられている17地点における、平均気温と平年値の差を、17地点の平均値で表す。よって、絶対値で○°Cではなく、平年差±○°Cで表す。この方法は世界の平均気温でも用いられている。 日較差 一日に観測された最高気温と最低気温の差。 月較差 ひと月に観測された最高気温と最低気温の差。 年較差 一年間に観測された最高気温と最低気温の差。最暖月(最も気温が高い月)と最寒月(最も気温が低い月)の月平均気温の差を言う場合もある。 冬日(ふゆび) 日最低気温が0°C未満の日。 熱帯夜(ねったいや) 夜間の最低気温が25°C以上のこと(気象庁の予報用語による)。 気象庁が統計しているのは熱帯夜ではなく、正確には「日最低気温が25°C以上の日」である。 真冬日(まふゆび) 日最高気温が0°C未満の日。 夏日(なつび) 日最高気温が25°C以上の日。 真夏日(まなつび) 日最高気温が30°C以上の日。 猛暑日(もうしょび) 日最高気温が35°C以上の日。 2006年以前はマスコミ等で酷暑日(こくしょび)と表現されることが多かったが、2007年4月1日に行われた予報用語改正によって正式に定義され、同年の新語・流行語大賞でトップ10入りしている。
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