民生用ライフルとして
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/21 06:57 UTC 版)
「SKSカービン」の記事における「民生用ライフルとして」の解説
AK-47の採用後、ソ連軍から放出されたSKSは、銃砲店を通じてソ連邦各地に流通し、猟銃としても普及した。法改正によって軍用銃の所持が規制された後には、銃剣および着剣装置を除き、識別用の溝を薬莢に刻むピンを組み込んだOP-SKSがモロト(英語版)社から発表された。 アメリカ合衆国の民生用銃器市場には1980年代に大量に流入し、当時は状態の良いものでも70ドル程度で購入できた。また、中国製SKSは作りがやや荒かったものの、安価かつ十分な性能を発揮したことから、「貧乏人の鹿撃ち銃」(poor man’s deer rifle)と呼ばれた。しかし、1994年のアサルトウェポン規制法(英語版)制定によって中国製SKSの輸入が禁じられたため、以後は希少性が高まり、価格も高騰していった。2018年時点では、安くても350 - 400ドル程度の値段が付いていると言われていた。猟銃として見た場合、7.62x39mm弾は狩猟用小銃弾として普及した.30-30ウィンチェスター弾(英語版)に近い威力を備える。
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