民生用バージョン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 17:07 UTC 版)
セミオートマチック(連射不可能)にしたバージョンが、アメリカ国内で市販された。連射を不可能にするために、広範囲の箇所に修正が施された。アメリカ国内においては、アルコール・タバコ・火器及び爆発物取締局(BATFE)により、これらはベルト給弾式自動小銃として取り扱われる。しかしながら、州法や条例は適用対象となる。 サコー・ディフェンス(英語版)から軍用M60と、その部品について生産委託を受けたうち主要なメーカーはU.S.オードナンス(英語版)である。しかしながら、U.S.オードナンスは、生産設備を軍用に優先使用し、民生版半自動M60の販売を2006年まで延期した。民間人向け半自動M60の価格は約8,000ドルである。 多数の旧型フルオート版が市場に流通しているが、購入には多くの法的要件を満たさなければならない上に、銃の本体価格が20,000-30,000ドル以上とかなり高額になる。これは、アメリカにおける1986年以降の銃規制強化により、民間人が所持可能なフルオート武器は1986年以前に製造されたものに限られ、施行から30年以上が経過し正常に動作するフルオート武器の現存数が減っていき、プレミアがつくためである。
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