氏の種類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 01:25 UTC 版)
氏の種類は、30万種を超えるとされている。氏の多くは2文字の漢字から成っており、人数の多い上位10氏はすべて漢字2文字から成る。 また氏の多くは地名に由来するため、地名に関する漢字を含むものが多い。 1文字:林、森、原、関、東、辻、堀、岡、南、西など 2文字:佐藤、鈴木、齋藤、高橋、田中、渡辺、伊藤、中村、小林、山本、加藤など 3文字:佐々木、長谷川、五十嵐、久保田、大久保、小野寺、佐久間、小笠原、宇佐見、大和田など 4文字:勅使河原(てしがわら)、小比類巻(こひるいまき)、長宗我部(ちょうそかべ)など 5文字:勘解由小路(かでのこうじ)、左衛門三郎(さえもんさぶろう)など ※1文字から3文字の氏は、人数の多い順。読み方は代表的なものを記載。 海外からの移民を除き、基本的に日本人の氏は漢字である。 氏の大半は地名に基づいている(この理由を17世紀のイエズス会士ロドリゲスは「日本語小文典」のなかで、「名字(苗字のこと)は個々の家が本来の所有者として、所有している土地に因んでつける」と記述している。)。このため、地名に多い田・山・川・村・谷・森・木・林・瀬・沢・岡・崎など、地形や地勢を表す漢字、植物や道に関するものなど及び方位を含む氏が多数を占める。色彩の一字のみで表される氏(白・黒・赤・青・黄など)はあまり存在しないが「緑」氏や「金」氏(ただし読みは「こん」)の例はあるほか在日コリアンに「白」氏がいる(緑健児、金易二郎、白仁天)。
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