死の予兆
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 15:16 UTC 版)
金正日は晩年、健康問題を抱えた。2008年8月には脳卒中で倒れ、回復後も左腕には後遺症が残った。このためアメリカや韓国は余命数年と予測していた。また、2010年1月には韓国のシンクタンクである韓国統一研究院が、金正日は2 - 3年以内に死亡するとの予測をしていた。またこのほか、糖尿病や心臓病を患っていたとの報道もなされていた。2010年3月には、アメリカ合衆国国務次官補であったカート・キャンベルが、余命はあと3年と予測していた。 死の1ヶ月ほど前には北朝鮮当局がテキサス大学MDアンダーソンがんセンターに対して心臓病に関する最新の研究資料を求めていた。 特別放送で金正日の死去を報じた前述の女性アナウンサーのリ・チュニが、2011年10月15日付で金正日が平壌市内の施設を視察する姿をテレビで報じ、2011年10月19日の放送を最後に突然出演が全く無くなり、別の男性アナウンサーによる動静報道が続く事態となっていた。特別放送が約60日ぶりでの出演となったことから、この間に金正日になんらかの異常があったのではとの憶測を呼んでいたが、死去報道の後で北朝鮮側が「その後は体調も回復し、12月中も健在であった」と伝えた。
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