武内つなよしとは? わかりやすく解説

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たけうち‐つなよし【武内つなよし】

読み方:たけうちつなよし

[1922〜1987漫画家神奈川生まれ本名、綱義。少年剣士活躍する赤胴鈴之助」の第1回のみを描いて急死した福井英一の跡を継ぎ2回以降執筆人気得た。他に「少年ジェット」「コンドルキング」など。自ら「小説赤胴鈴之助」も手がける


武内つなよし

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/02 00:52 UTC 版)

武内 つなよし
武内つなよし
本名 武内 綱義
生誕 (1922-02-26) 1922年2月26日
日本神奈川県横浜市
死没 (1987-04-17) 1987年4月17日(65歳没)
日本東京都
国籍 日本
職業 漫画家
活動期間 1952年 - 1986年
ジャンル 少年漫画
代表作 赤胴鈴之助
少年ジェット
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武内 つなよし(たけうち つなよし、男性、1922年2月26日 - 1987年4月17日)は、日本漫画家小説家。本名:武内 綱義神奈川県横浜市出身。代表作に『赤胴鈴之助』、『少年ジェット』がある。

来歴

太平洋美術学校で絵を学ぶ。終戦後は紙芝居作家として活動したのち、1952年『燃えない紙』(「探偵王」8月号)で漫画家デビューする。

1954年、『イガグリくん』などの作品で知られた福井英一が「少年画報」に『赤胴鈴之助』の連載を開始したが、第一回が掲載された直後に急死したため、これを描き継ぎ、大ヒット作品に育て上げた。1957年にはラジオドラマ化を皮切りに、映画化、そしてテレビドラマ化と立て続けに他メディアに進出。さらに1972年にはアニメ[1]されている。

また、1959年から「ぼくら」に連載された『少年ジェット』はテレビドラマ化され大人気となり、連載も3年間継続された。

画調は当初、福井の画調とも共通する丸味のある絵が特徴だったが、次第にリアルな劇画調タッチに変化を遂げている。1970年日本文華社「特集漫画トピックス」では、青年になった鈴之助が性に目覚めて悶々とする続編『青年赤胴鈴之助』が描かれている。また1972年、『鈴之助』がアニメ化され武内自身の手でリメイクの上、小学館の学年別学習雑誌に1年間連載された際も、アニメ版と全く異なる展開と迫力ある絵が人気だった。

晩年には『小説 赤胴鈴之助』などの小説にも挑戦。また古典落語の漫画化や『まんがでわかる新道交法』などのハウツーものなど、最後まで創作意欲に衰えを見せなかった。

1987年4月17日、肺癌のため死去。65歳没。

作品リスト

  • 怪腕チン君
  • 鉄腕ジャム君
  • 西部の秘宝
  • ダン助捕物帖
  • 赤胴鈴之助
  • ずんぐり大将
  • 平原児サブ
  • 仮面探偵
  • 鉄拳ボーイ
  • だまれ拳銃
  • なさけの捕物
  • 探偵探四郎
  • 剣の小太郎
  • 小天狗大助
  • まだら人間
  • スッテンテン兵衛
  • すっとび小天狗
  • がんばれパリちゃん
  • はるかなる空
  • 胡蝶大助
  • 空手のハンちゃん
  • ハンマーくん
  • 少年忠臣蔵
  • 少年武蔵坊
  • 友情一刀流
  • 白星駒之助
  • 嵐龍太郎
  • 山吹犬之助
  • わんウェイ通り
  • 黒い島
  • どろんどん助
  • タツマキくん
  • 三日月神平
  • 少年ジェット
  • コンドルキング
  • ピヨちゃん行進曲
  • くるま一平
  • おうい!でぶちん
  • ひよどり天兵
  • 東京パトロール
  • 旋風児サコン
  • 黒帯三平
  • 山彦小太郎
  • 少年Gメン
  • 腰抜け三銃士
  • 風の弥太郎
  • ピーちゃんキング
  • 鬼面山谷五郎
  • かちぐり君
  • 疾風影太郎

弟子

関連書籍

  • 『武内つなよしの世界 赤胴鈴之助 少年ジェット コンドル・キング 少年のころの思い出漫画劇場』講談社 2009

脚注

  1. ^ 1972年4月5日 - 1973年3月28日フジテレビ系で放映。制作:東京ムービー(現・トムス・エンタテインメント)。かつて、ラジオドラマ版(ラジオ東京)や実写ドラマ版(KRテレビ)で一社提供スポンサーだった日本水産が今作でも筆頭スポンサーとなっている。


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