欧州憲法条約における規定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/24 07:39 UTC 版)
「欧州連合の言語」の記事における「欧州憲法条約における規定」の解説
欧州憲法条約では、起草された当時は21の言語(従来の公用語にアイルランドを加えている)をEUの公用語としており、これにルーマニア語、ブルガリア語、トルコ語の加盟3候補国の言語を付記していた(なおルーマニアとブルガリアは2007年にEU加盟を果たしている)。これに関しては以下のように規定されている。 Article IV-448(2): This Treaty may also be translated into any other languages as determined by Member States among those which, in accordance with their constitutional order, enjoy official status in all or part of their territory. A certified copy of such translations shall be provided by the Member States concerned to be deposited in the archives of the Council. (日本語訳)第4部第448条(2) 本条約は加盟国の憲法の定めにより、その領域の全部または一部において公用語の地位を享受する言語の中で、加盟国が決定したものに翻訳されることもある。この場合における翻訳の謄本は当該加盟国により作成され、閣僚理事会において保管される。 欧州憲法条約は全加盟国により調印されたものの、その批准過程においてフランスとオランダでの国民投票で拒否されたため発効が断念された。
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