榎木和貴とは? わかりやすく解説

榎木和貴

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/14 08:56 UTC 版)

榎木 和貴
えのき かずたか
選手情報
ラテン文字 Kazutaka Enoki
国籍 日本
競技 陸上競技
種目 長距離走
大学 中央大学
生年月日 (1974-06-07) 1974年6月7日(50歳)
生誕地 宮崎県都城市
身長 176cm
体重 57kg
自己ベスト
5000m 13分43秒71
10000m 28分39秒07
ハーフマラソン 1時間02分43秒
マラソン 2時間10分44秒
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榎木 和貴(えのき かずたか、1974年6月7日 - )は日本の陸上競技選手、陸上競技指導者。専門は長距離走宮崎県出身。宮崎県立小林高等学校中央大学卒業。旭化成沖電気を経てトヨタ紡織に所属し、同社陸上競技部コーチを経て、監督を務める。2019年2月1日より創価大学陸上競技部駅伝部監督に就任。身長176cm、体重57kg(現役当時)。

経歴

剣道での足腰鍛錬のため、日々のジョギングから陸上に目覚め、中学時代から長距離のエースとして全国大会で活躍。外山方國に素質を見出され小林高校へ進学。全国高校駅伝でも区間賞を獲得するなどエースとして活躍。小林高校監督の冨永博文の母校である中央大学へ進学する。

大学では駅伝を最も得意とし箱根駅伝では史上12人目の4年連続区間賞獲得など中央大学の主力選手として活躍。このうち1995年第71回箱根駅伝では8区を走り復路優勝の成績を残した[注釈 1]1996年3年時の第72回箱根駅伝4区では4人抜きで2位まで順位を上げ、32年ぶり14回目の総合優勝に貢献した。

旭化成入社後の2000年に行われた第49回別府大分毎日マラソンでは2時間10分44秒の自己新記録で優勝を飾った。この後大学時から抱えていた坐骨神経痛が再発。

2004年からは沖電気に移り、陸上競技部コーチとして女子選手の指導を担当した。

2007年からトヨタ紡織陸上部のコーチ、2011年から監督として指揮を執り、ニューイヤー駅伝での最高成績は7位。

2019年2月より創価大学駅伝部監督に就任。2021年の第97回箱根駅伝では往路優勝、総合2位に入る躍進を果たす。

主な戦績

  • 1994年 第70回箱根駅伝 8区 21.3km 区間賞 1時間06分31秒
  • 1995年 第71回箱根駅伝 8区 21.3km 区間賞 1時間06分03秒(区間新記録)
  • 1995年 第7回出雲駅伝 1区 6.0km 区間賞 17分19秒
  • 1995年 第27回全日本大学駅伝 2区 13.2km 区間賞 38分43秒
  • 1996年 第72回箱根駅伝 4区 20.9km 区間賞 1時間02分15秒
  • 1996年 世界ロードリレー(デンマーク)日本代表に選出
  • 1997年 第73回箱根駅伝 4区 20.9km 区間賞 1時間06分03秒
  • 1998年 第3回全国都道府県対抗男子駅伝 3区 9.2km 区間2位 26分30秒
  • 1999年 第37回延岡西日本マラソン 42.195km 4位 2時間13分18秒
  • 2000年 第49回別府大分毎日マラソン 42.195km 優勝 2時間10分44秒
  • 2005年 第54回別府大分毎日マラソン 42.195km 8位 2時間13分34秒
  • 2007年 第9回長野オリンピック記念マラソン 42.195km 5位 2時間14分19秒

自己記録

脚注

注釈

  1. ^ この年中央大学は8区榎木から10区佐藤信之まで3区間連続で区間賞を獲得。

出典

参考文献

関連項目

  • 佐藤信之 - 第70回箱根駅伝では9区を務め、8区榎木から中央大学・赤のタスキを受けた。
  • 石本文人 - 箱根駅伝では第72回1区、第73回10区を務め、榎木の後輩として共に箱根路を駆けた。
  • 谷口浩美 - 小林高校・旭化成の先輩であり、沖電気所属時には監督・コーチの間柄でもあった。
  • 箱根駅伝の記録一覧

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