橋詰大慧
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/17 03:03 UTC 版)
|
||||
---|---|---|---|---|
選手情報 | ||||
国籍 | ![]() |
|||
競技 | 陸上競技 | |||
種目 | 中距離走・長距離走 | |||
所属 | SGホールディングス | |||
大学 | 青山学院大学・文学部史学科 | |||
生年月日 | 1997年3月21日(28歳) | |||
生誕地 | ![]() |
|||
身長 | 176cm | |||
体重 | 58kg | |||
自己ベスト | ||||
5000m | 13分37秒75(2018年) | |||
10000m | 28分28秒08(2018年) | |||
ハーフマラソン | 1時間01分46秒(2020年) | |||
編集 ![]() |
橋詰 大慧(はしづめ たいせい、1997年3月21日 - )は、和歌山県海南市出身の元陸上競技選手。専門は中距離・長距離走。和歌山県立和歌山北高等学校[1]、青山学院大学文学部史学科卒業[2]。SGホールディングス陸上競技部に所属していた。
経歴
- 海南市立下津第二中学校では2・3年時に全国中学校駅伝大会に連続出場[3][4]、3年時には都道府県対抗駅伝にも出場している[5]。
- 和歌山北高校では全国高校駅伝に3年連続で出場し、3年時の第65回大会ではエースの集う1区で区間2位の実績を残す[6]。3年時のインターハイでは1500mで4位入賞。
- 2015年、青山学院大学に進学。2年時の箱根駅伝選考前のレースでは自己ベストを更新し選抜合宿のメンバーに入ったが、左脚のシンスプリント(過労性骨膜炎)により第93回箱根駅伝のエントリーメンバーから外れた。
- 2017年1月の都道府県対抗駅伝では和歌山県代表として出場(3区区間29位)。この際、高校時代の監督(当時和歌山県代表の監督)から『お前のことを応援している人が地元にはたくさんいるから、がんばれ』と声をかけられ、練習に集中できるようになったという。
- 2017年3月の日本学生ハーフマラソンでは季節外れの暑さの中で、自己ベストで5位に入る走りを見せた[7]。
- 大学3年時は関東インカレ2部10000mで6位(日本人2位)となるなどトラックでも実績を残し、第29回出雲駅伝で学生駅伝デビュー。最長区間の6区で区間6位であった。しかし第49回全日本大学駅伝は左アキレス腱痛、第94回箱根駅伝も右太もも肉離れのためともに当日エントリー変更となった。
- 大学4年時のホクレンディスタンスチャレンジ北見大会5000mでは、一色恭志(現NTT西日本)が保持していた大学記録を1秒90更新した[8]。
- 第30回出雲駅伝では1区を担当。相澤晃(東洋大学)・荻久保寛也(城西大学)のロングスパートには反応せず第2集団で冷静にレースを進め、残り700mで先頭に立つと一気にスパートしトップでタスキリレー。チームはその後一度も首位の座を明け渡すことなく2年ぶりの優勝を飾った[9]。
- 最初で最後の出場となった第95回箱根駅伝では1区を担当。六郷橋の上りで西山和弥(東洋大学)が仕掛けるとピタリと後ろにつけたが、六郷橋の下りで引き離された。それでも粘りの走りで区間賞の西山と6秒差の3位でタスキリレー[10][11]。1区の役割を充分に果たしたがその後チームは往路6位・総合2位に終わった[12]。
- SGホールディングスグループ入社後、関西実業団駅伝では2019年・2020年と2年連続7区で区間賞を獲得。
- 2022年3月にSGホールディングス陸上競技部を退部し、陸上競技を引退した[13]。
戦績
主な戦績
年 | 大会 | 種目(区間) | 順位 | 記録 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
2012年 | 第17回全国都道府県対抗男子駅伝競走大会 | 2区(3km) | 21位 | 9分00秒 | チーム総合40位 |
第63回全国高等学校駅伝競走大会 | 2区(3km) | 12位 | 8分39秒 | チーム総合18位 | |
2013年 | 第64回全国高等学校駅伝競走大会 | 1区(10km) | 35位 | 30分44秒 | チーム総合44位 |
2014年 | 第19回全国都道府県対抗男子駅伝競走大会 | 1区(7km) | 19位 | 20分28秒 | チーム総合30位 |
第65回全国高等学校駅伝競走大会 | 1区(10km) | 2位 | 29分42秒 | チーム総合41位 | |
2015年 | 第20回全国都道府県対抗男子駅伝競走大会 | 1区(7km) | 13位 | 20分25秒 | チーム総合33位 |
2016年 | 第21回全国都道府県対抗男子駅伝競走大会 | 7区(13km) | 34位 | 39分27秒 | チーム総合41位 |
第38回神奈川マラソン | ハーフマラソン | 3位 | 1時間03分36秒 | ||
2017年 | 第22回全国都道府県対抗男子駅伝競走大会 | 3区(8.5km) | 29位 | 25分14秒 | チーム総合38位 |
第39回神奈川マラソン | ハーフマラソン | 4位 | 1時間02分56秒 | ||
第20回日本学生ハーフマラソン選手権大会 | ハーフマラソン | 5位 | 1時間02分46秒 | 自己記録 | |
第96回関東学生陸上競技対校選手権大会 | 10000m | 6位 | 28分56秒06 | 入賞 | |
2018年 | 第97回関東学生陸上競技対校選手権大会 | 5000m | 4位 | 14分06秒28 | 入賞 |
ホクレンディスタンスチャレンジ2018 | 5000mA | 2位 | 13分37秒75 | 自己記録 | |
2019年 | 第24回全国都道府県対抗男子駅伝競走大会 | 3区(8.5km) | 5位 | 24分21秒 | 総合9位 |
大学駅伝戦績
学年(年度) | 出雲駅伝 | 全日本大学駅伝 | 箱根駅伝 |
---|---|---|---|
1年生 (2015年度) |
第27回 ー - ー 出走なし |
第47回 ー - ー 出走なし |
第92回 ー - ー 出走なし |
2年生 (2016年度) |
第28回 ― - ― 出走なし |
第48回 ー - ー 出走なし |
第93回 - - - 出走なし |
3年生 (2017年度) |
第29回 6区-区間6位 30分54秒 |
第49回 - - - 出走なし |
第94回 - - - 出走なし |
4年生 (2018年度) |
第30回 1区-区間賞 23分15秒 |
第50回 2区-区間5位 32分21秒 |
第95回 1区-区間3位 1時間02分41秒 |
自己記録
- 1500m - 3分49秒10(2019年5月12日、第63回関西実業団陸上競技選手権大会)
- 3000m - 8分16秒95(2018年7月15日、第69回青山学院大学対東北学院大学陸上競技定期戦)
- 5000m - 13分37秒75(2018年7月7日、ホクレンディスタンスチャレンジ2018北見大会)
- 10000m - 28分28秒08(2018年11月24日、10000m記録挑戦競技会)
- ハーフマラソン - 1時間01分46秒(2020年2月2日、第74回香川丸亀国際ハーフマラソン)
脚注
- ^ 箱根駅伝選手名鑑 青山学院大学 スポーツ報知
- ^ 青山学院大学陸上競技部 長距離ブロック 部員紹介
- ^ 下妻二と野上が初優勝 県中学駅伝 わかやま新報 2010年11月22日
- ^ 下津二男子が2連覇 県中学総体駅伝 わかやま新報 2011年11月21日
- ^ 天皇盃 全国都道府県駅伝 大会結果 天皇盃 全国男子駅伝公式ウェブサイト
- ^ 第65回男子大会記録 全国高等学校駅伝競走大会公式サイト
- ^ 【月報・青学陸上部】「箱根3区を狙う」春の成長株、橋詰大慧という男 webSportiva 2017年6月8日
- ^ 気温35度の猛暑の中、青学大・橋詰が3000メートル8分16秒で熱走 スポーツ報知 2018年7月15日
- ^ 青学大、号砲直前に監督不在も変わらず機能する域に 日刊スポーツ 2018年10月9日
- ^ 1区は東洋大・西山が2年連続区間賞「打ち合わせ通りのレース」/箱根駅伝 サンケイスポーツ 2018年1月2日
- ^ 「これぞ箱根の駆け引き」。青学大vs東洋大、両監督の戦略を分析した Web Sportiva 2019年1月5日
- ^ 4年前から緩みが…箱根駅伝5連覇逃した青学大“真の敗因” 日刊ゲンダイ 2019年1月4日
- ^ 橋詰 大慧 [@taisei_0321] (2022年4月1日). "橋詰 大慧さんはTwitterを使っています: 「先日、3月21日付でSGホールディングス陸上競技部の退部、競技の引退をしました。 16年間の競技生活で沢山の方々に出会えたこと感謝しています。 ありがとうございました。」 / Twitter". X(旧Twitter)より2022年11月5日閲覧。
外部リンク
- 橋詰 大慧 (@taisei_0321) - X(旧Twitter)
- 橋詰大慧のページへのリンク