楽器としての現代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/25 00:54 UTC 版)
専門的な演奏楽器として一般に認識されておらず、専門の奏者も殆どいないに近い。そのための作品も、ごく特殊な部類であり、多くは他の作品を編曲などして演奏することによっている。 音量は、グラスの大きさにしては意外なほどよく響き、強弱や音色などの表現も豊かな幅を持ち合わせており、演奏手段として期待のできるものである。ただ、他の一般的な西洋楽器と共に、室内楽や管弦楽で用いるには、音量の面で頼りなく、音の相性の面でも難しく、現代の西洋音楽において伝統を成すほどの領域には至っていない。 しかしながら、その魅力に捕らわれたごく少数の奏者が各地で活動をしており、これのみによる専門の演奏家は非常に珍しく貴重な存在である(日本では大橋エリがこれに近い)。普通は趣味や余興などで遊び親しむ程度で、それ以外はプロの打楽器奏者が臨時にこの楽器による演奏活動をしているのが現状である。 現在確認されている[誰によって?]最大のセットでは、Glass Duo(英語版) 所有のセットで、4オクターヴ半にも達するものが製作されている。
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