桐生西宮神社とは? わかりやすく解説

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桐生西宮神社

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/21 02:51 UTC 版)

桐生西宮神社

拝殿への参道
所在地 群馬県桐生市宮本町2丁目1番1号
主祭神 蛭子大神
創建 明治34年(1901年)10月
例祭 11月19日 - 20日
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左端に美和神社拝殿、右奥に桐生西宮神社

桐生西宮神社(きりゅうにしのみやじんじゃ)は、群馬県桐生市宮本町にある神社美和神社境内社。西宮神社兵庫県西宮市)の主祭神である蛭子大神(ひるこおおかみ)を祀るえびす神社であり、西宮神社の関東地方における唯一の直系分社である[1]。このため「関東一社」と称される[2]

概要

美和神社の境内に、えびす総本社である西宮神社から明治34年(1901年)10月に分霊勧請され、明治38年(1905年)5月に社殿が落成した[2]。社殿や手水舎、参道は、美和神社のものより規模が大きい。

祭事

桐生えびす講

西宮神社本社から献幣使を迎えて祭典を執り行う。奉納行事として、美和神社の神楽殿にて神楽、えびす太鼓、福まきが行われるほか、桐生からくり人形芝居が上演される。

2024年(令和6年)は、西宮神社の十日えびす(1月10日)で行なわれている福男を、男女別で開催した。分社において西宮神社公認で行なうのは初めてとなる[1][4]

神社北隣にある桐生が岡公園入り口にある特設会場にて、芝居や手品、歌謡ショーなどが行われる。参道(恵比寿通り)や山手通り本町通りの一部が歩行者天国となる。

隣接する美和神社の祭神が大物主大国主大黒)であることから、桐生ゑびす講は、恵比寿・大黒の二大福神が揃った祭であるといえる。

かつては桐生市では八坂神社の祇園祭りと並ぶ人出の祭りであり、祇園祭りに関しては現在では桐生八木節祭りの一部となっている[5]

交通

JR東日本両毛線わたらせ渓谷鐵道わたらせ渓谷線桐生駅北口から徒歩で十数分[6]上毛電気鉄道上毛線の始発駅である西桐生駅が、桐生駅より近い。

関連項目

脚注

  1. ^ a b 「福男選び」の熱い走りが関東でも! 西宮神社の分社「桐生西宮神社」で11月20日に神事が初開催”. 東京新聞 (2024年10月7日). 2024年11月21日閲覧。
  2. ^ a b c 桐生市史別巻編集委員会 1971, p. 164,966.
  3. ^ 桐生市史別巻編集委員会 1971, p. 164.
  4. ^ 友永翔大 (2024年11月20日). “「福男選び」群馬の分社で初開催 32歳男性、16歳女性が一番福”. 朝日新聞. 2024年11月21日閲覧。
  5. ^ 桐生市史別巻編集委員会 1971, p. 966.
  6. ^ 桐生西宮神社公式サイト内「おみえのいろは」(2024年10月15日閲覧)
  7. ^ 『広報きりゅう』2002年10月15日号8頁および12月15日号7頁

参考文献

  • 佐々木正純 編著『きりゅう百景』(2008年)47頁
  • 桐生市史別巻編集委員会 編『桐生市史』 別巻、桐生市役所、1971年3月1日。doi:10.11501/3021305 (要登録)

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