桂治療院
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/10 06:43 UTC 版)
お竹 千鶴が生まれたころから桂家に仕えている住み込みの女中。酔楽と同じくらいの年齢だが、ずっと独身を通してきた。 千鶴の親代わりの酔楽に対しても、千鶴が酔楽宅を訪問する際に様々な届け物を用意して持たせるなど、厚い心配りを見せる。 お道 千鶴の助手。大店の呉服屋「伊勢屋」の次女だが、親を説得して、千鶴の元に住み込みで弟子入りした。 千鶴に頼り切っている亀之助に対しては、その頼りなさに対して、毎度容赦のない突っ込みを入れる。 桂東湖(かつらとうこ) 千鶴の父。元は豪農の次男だったが医師となった。医学館の教授として活躍したが、桂治療院を建て、貧しい人々にも手を抜かず治療を施した。 第2巻第1話の5年前、ある陰謀によって受けた脚の傷が元で(治療のために飲んだ強い薬のために、持病だった肝臓が弱って)命を落とした。 千鶴の母 千鶴が6歳ごろに亡くなっている。 幸吉(こうきち) 千鶴が薬を仕入れている本町の薬種問屋「近江屋」(主人は徳兵衛)の手代。3日に1度の割合で桂治療院に来て、庭の薬園の管理を手伝ったり、遠出の際に千鶴の供をしたりしている。へたな医者より薬に詳しく、代診もできるほどの知識があるが、医者ではなく生薬屋になるのが夢。 おとく 千鶴の患者で腰痛持ちの元産婆(第6巻で現役復帰)。何かと千鶴に世話を焼き、事件解決の手助けをしてくれることもある。息子直助の嫁とは犬猿の仲で、よく治療院で愚痴をこぼす。 なお、第1巻で「おとみ」という名の、世話好きの元産婆で腰痛持ちの患者が登場する。
※この「桂治療院」の解説は、「藍染袴お匙帖」の解説の一部です。
「桂治療院」を含む「藍染袴お匙帖」の記事については、「藍染袴お匙帖」の概要を参照ください。
- 桂治療院のページへのリンク