栃木山守也
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/11 02:28 UTC 版)
大相撲の第27代横綱で、小兵ながらも怪力で知られた。怪力を伝える逸話として、秋の収穫時に巡業地の駅の端の方に米俵(60kg)が三角の山に積んであった。ある雨の日、栃木山が左手で傘を持ち、高下駄を履いたまま右手で縄を掴んで真ん中の俵を引き抜き、そのまま肘も曲げずに差し上げ、また三角の山の真ん中に差し込んでおいたという。怪力は親方になってからも衰え知らずで、1955年のある日、栃光と付き人が動かせなかった大火鉢を1人で軽々と運んでしまった。また、引退後に渡米した際にある酒場で飲んでいると、腕力に自信のある酔客が力比べを挑み鉄棒をへし曲げて挑発したが、落ち着き払って同じ鉄棒を元のように真っ直ぐに戻してみせ、何食わぬ顔で「こうしておいた方が便利なのに…」と言ってのけたともいう。
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