妻を残して単身上京
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/27 00:13 UTC 版)
1892年2月5日、まだ寒く雪が降る栃木県下都賀郡赤麻村(現:栃木県栃木市藤岡町赤麻)の農家に長男として生まれる。遅くに誕生した男子だったことで「家を守り立てて欲しい」との願いから“守也”と名付けられた。幼少期から家業を手伝いつつ漢学塾に通いながら、自宅近所にあった岩船山の石を人力トロッコで渡良瀬川へ運ぶ仕事に従事し、強健な体になる。17歳で結婚するが、18歳の時に妊娠中だった妻を残して上京し、出羽ノ海部屋に入門する。歴代横綱の中で、自ら志願して角界入りした者は非常に珍しい。入門の動機としては「鉱毒によって衰える郷里に絶望した」とも「親の決めた許婚者と性格が合わなかった」とも言われるが、栃木山自身が入門の経緯を最期まで話さなかったためはっきりしていない。
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