妻カネ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/31 18:46 UTC 版)
妻の渡辺カネは、安政6年(1859年)4月14日、信州上田藩士・鈴木三九郎親長の長女として江戸御弓町(真砂町)に生まれた。父の親長は上田藩勘定奉行・松村親賢の三男で、主命により奥女中・鈴木直の養子となり鈴木家を継いだ武士であった。カネ5歳のとき、藩命で帰郷した父に連れられ上田に転居したが、廃藩置県により職を失った父や家族とともに14歳で上京。親長は養蚕業を始めたが失敗し、失意の中、キリスト教に救いを求めて受洗、牧師の紹介で横浜で日本語教師と聖書販売を始めた。1875年(明治8年)、カネは16歳でミッションスクール共立女学校に入学し、7年間学んで英文全科と皇漢学科を卒業し、夫ともに北海道開拓に携わり、6人の子を育てた。
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