松下電器産業が行った改良
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/13 17:12 UTC 版)
「RJX-601」の記事における「松下電器産業が行った改良」の解説
VFOシャフト径の変更 VFOのバリコン〜カップリング間のシャフト径が、極初期に製造された物は直径6mm程度であるが、すぐに直径2mm程度の物に設計変更が行われた。これは太ければダイヤルのバックラッシュが少ないというメリットがある反面、バリコンとベアリングの位置がずれてダイヤルが重くなるデメリットも見逃せないこと。さらにコスト抑制の観点から行われた改良である。 FM送信デビエーションのナロー化対策 登場時のチャンネルプランでは、FMの最大周波数偏移は±40kHzであったが、1976年(昭和51年)から±16kHzまで狭帯域化することになった。本機では、基板上の抵抗R14を切断することにより周波数偏移±5kHzになってナロー化対策が完了する。この件は、途中から取扱説明書に追記された。 ハンドマイクデザインの変更 初期のハンドマイクは、四角形タイプの大型ハンドマイクであるが、1974年(昭和49年)製造のモデルからは、変形六角形タイプのデザインを採用した軽量タイプの物に変更された。 ロゴデザイン変更ならびにS/RF/BATTメーター表示の変更 製造途中でロゴが「NATIONAL」→「National」に変更 製造末期でS/RF/BATTメーター表示が広幅大型化 以上2点が変更になったために次の3種類表示が存在する。「NATIONAL」ロゴでS/RF/BATTメーター表示が狭幅 「National」ロゴでS/RF/BATTメーター表示が狭幅 「National」ロゴでS/RF/BATTメーター表示が広幅 直接の改良ではないが、個体の製造時期を判断するひとつの材料となっている。
※この「松下電器産業が行った改良」の解説は、「RJX-601」の解説の一部です。
「松下電器産業が行った改良」を含む「RJX-601」の記事については、「RJX-601」の概要を参照ください。
- 松下電器産業が行った改良のページへのリンク