東西トンネル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 14:34 UTC 版)
東西トンネル(とうざいトンネル)は、鹿児島県鹿児島市田上七丁目から同市上荒田町(甲南IC)に至る全長約2,700mの鹿児島東西幹線道路の下り線のトンネル及び、同市田上六丁目の新武岡トンネル内から同市上荒田町に至る鹿児島東西幹線道路の上り線のトンネルの仮称である。 当初は、武岡トンネルを鹿児島東西幹線道路の一部として整備する計画があり、武岡トンネルの中間部から新しくトンネルを掘削して天保山方面に接続させる案(分岐案)が武岡トンネルの北側にトンネルを新たに掘削する案(山岳トンネル案)と共に検討されていたが、分岐案を採用した場合に工事の為武岡トンネルが2年程通行止めとなり周辺の交通状況へ与える影響が大きい他に、事業費が分岐案では570億円、山岳トンネル案では600億円であり30億円程しか差が無く、分岐案にすると工事に伴う通行止めの期間中の経済損失が130億円となると見込まれたことから、天保山町方面への下り線の整備は北側にもう1本トンネルを掘る山岳トンネル案(東西トンネル)が採用されることとなった。 下り線は既存の武岡トンネルの北側に並行して建設される予定であり、上り線は新武岡トンネルの大断面(建部インターチェンジのオンランプ)に接続する予定である。避難連絡坑及び本線の一部が新オーストリアトンネル工法(NATM)で建設されるほかは、シールドトンネルで建設される予定である。 2018年1月23日には、東西トンネル工事施工準備のため、トンネルのルート上を通る鹿児島市道中洲通線の車線切替が行われた。
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