東洋医学の治療法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/03 01:25 UTC 版)
漢方薬の使い分けの基本急性期亜急性期回復期丈夫西洋薬 (自然治癒が多い) ふつう西洋・漢方を併用 漢方薬 虚弱東洋医学において風邪にもっともしばしば用いられる、漢方処方の流れを以下に示す。 急性期(原則は発汗療法)悪寒・発熱・頭痛があり、汗が出ていない/急性喉頭炎・急性扁桃炎の初期:葛根湯(麻黄を含む薬剤中心)(ある程度体力のある人向けであり、画一処方は慎む) 鼻炎で鼻水・くしゃみ・鼻閉:小青竜湯 インフルエンザで高熱があり、頭痛・倦怠・筋肉痛などが顕著: 西洋医療を優先 軽度の鼻炎・喉頭炎の症状があり、悪寒で顔面蒼白、元から虚弱冷え性体質:麻黄附子細辛湯 口渇があるような明らかな熱証の場合の処方:銀翹散 亜急性期熱が上下して悪寒と発熱が交互に現れてきた場合は発汗療法を打ち切る 鼻詰まりの改善を目的とする場合や副鼻腔炎を併発している場合の処方:辛夷清肺湯 回復期補中益気湯 黄耆建中湯 急性期・亜急性期には西洋医薬との併用が有効である。
※この「東洋医学の治療法」の解説は、「風邪」の解説の一部です。
「東洋医学の治療法」を含む「風邪」の記事については、「風邪」の概要を参照ください。
- 東洋医学の治療法のページへのリンク