東北大学助教授時代
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「内山勝 (ロボット研究者)」の記事における「東北大学助教授時代」の解説
1977年5月、内山は東北大学工学部精密工学科の助手に着任。同年10月には助教授となる。ロボットの研究を続けつつ、箱守京次郎のもとで流体計測の研究にも取り組む。1982年から翌年までニューカッスル・アポン・タイン大学機械工学科客員研究員。1983年には日本ロボット学会が設立され、内山も貢献した。日立製作所の組み立てロボットに「A-HAND」と名付け、ヤコビ行列式による機構特性評価とその制御への応用に取り組んだ。実験システム全体は「ARS/A」と呼ばれ、ヤコビ行列式のカラーモニター表示も行った。 1986年から1987年まではカリフォルニア大学サンタバーバラ校機械環境工学科の客員教授。当時金山裕や中村仁彦、遠山茂樹がおり、金山や中村とはロボットコントローラの勉強会を設けた。東北大学では6軸力覚センサの研究にも取り組んでおり、特異値分解で構造評価を行う手法を確立。宇宙ロボットを意識したフレキシブルマニピュレータの研究にも取り組み、可補償性を提案する。3次元で動作するフレキシブルマニピュレータ「FLEBOT II」や双腕フレキシブルロボット「ADAM」も開発した。
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