東京湾臨海署 署長と副署長
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「安積班シリーズ」の記事における「東京湾臨海署 署長と副署長」の解説
野村 武彦(のむら たけひこ) 東京湾臨海署署長。高輪署副署長、方面本部管理官を歴任して現在に至る。階級は警視。 安積班が神南署から再び臨海署に異動になる際、係の全員を臨海署に異動させるよう働きかけたと言われる。かなりの野心家だが、曲がったことを嫌い、正義感が強く、加えて型破りで思い切った行動を取るため、警察組織ではあまり出世できないと言われるような人物であるが、ノンキャリアながら警視まで出世している。陣頭指揮を執りたがるタイプで、速水曰く「万事自分で仕切りたがるタイプ」。安積班を高く評価しており、安積班の防波堤のような役割も見せている。 『潮流』では、黒木が臨海署全体に対する暴言を吐いた捜査一課刑事を殴った一件で池谷管理官が謹慎を言い渡したことを知り、安積を呼びつけて、黒木をすぐ仕事に復帰させるよう告げる。さらに「俺の署でうちの署員に謹慎を喰らわすとは、池谷もいい度胸だ」「管理官ごときに処分を決める権限はない。うちの署員のことは俺が決める」「黒木に伝えてはならないが、俺は黒木を褒めてやりたい気分だよ」とも口にするなど、安積班の全面的な味方になる。こうした人物であることから、速水は「野村署長は、今時珍しい『侍』だ」と評している。 瀬場 智之(せば ともゆき) 東京湾臨海署副署長。階級は警視。 臨海署の規模拡大に伴い、それまで野村署長が兼任していた副署長に就任。冷静沈着な人物で、野心家の野村とは対称的。野村に対して真っ向から反論はしないが、会議などでは控えめながらも必ず反対意見や批判的見解を示す。速水曰く「野村署長とは水と油の関係」であり、万事自分で仕切りたがる野村と違い、しっかりと管理するタイプ。 野村が安積班を高く評価しているのに対し、自身は旧臨海署時代の安積のことをよく知らないため、野村が何故安積を高く評価しているのかよく理解していない節がある。
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