東京派による不正行為暴露とは? わかりやすく解説

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東京派による不正行為暴露

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/11 18:37 UTC 版)

船橋鉄道」の記事における「東京派による不正行為暴露」の解説

同年6月11日第五回株主総会開かれ川島佐一ら3名の東京取締役一部重役)と2名の監査役選出された。そのうち3名の取締役責務引き受け条件として、不当であると判断されればすぐに改革をして、不正があればすぐに責任明かすべきである、ということ求めた。それを岡田耕平社長快諾した。その約束に基づき1916年大正5年12月29日岡田耕平は社長辞任した。しかし、本人川島派への引継ぎ嫌っていたため、社長辞任した後も変わらず会社の主体となって主要な権限を手放さなかった。 そのうちに、東京派の取締役同社不正行為1917年大正6年2月2日付の東京日日新聞にて暴露した内容は、不当支出建設費未納工作していたことである。建設費大半実際に支払われておらず、株金払い込み額を水増ししその分架空支出項目を作り採算をつけていた。それだけでは足りず岡田耕平が船橋商業銀行より借りた金額を、株式払い込み充てた。充てられたのは払い込み分の株金半分であり、残り半分架空融資よるものである。また岡田耕平は、東京市住民2名からも金を借り営業資金充てていた。これらの事柄東京派の役員よるものであるため視点偏っているが、株金工作することから始まり最終的に不況陥った事実がこれにより明かされた。 このような暴露に至るまでの経緯がある。会社立て直し地元株主自らの手により行うことを決し監査役一人である島村治平謀り3名の東京取締役解任させることを目的臨時株主総会招集東京派はそのことを予め知っており、島村治平説得をした。しかし効果はなく島村治平地元派につき、それに止むを得ず東京取締役対抗したのであるちなみに船橋商業銀行その後1918年大正7年初期重役投獄され、「任意解散」の形で営業終了した

※この「東京派による不正行為暴露」の解説は、「船橋鉄道」の解説の一部です。
「東京派による不正行為暴露」を含む「船橋鉄道」の記事については、「船橋鉄道」の概要を参照ください。

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