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東久世秀雄

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/20 14:30 UTC 版)

東久世秀雄

東久世 秀雄(ひがしくぜ ひでお、1878年明治11年)7月19日[1] - 1951年昭和26年)11月18日[1])は、日本の農商務宮内官僚政治家華族貴族院男爵議員

経歴

東京府出身。伯爵東久世通禧の四男として生まれる[1][2]1897年(明治30年)12月6日、分家に際し父・通禧の功により男爵を叙爵した[1][3]

第一高等学校を経て[4]1905年(明治38年)東京帝国大学法科大学政治学科を卒業[2][5]。同年11月、文官高等試験行政科試験に合格[4]。同年、農商務省に入省し農商務属となる[4]

以後、農商務省山林局書記、山林局事務官、宮内事務官、帝室林野局事務官、貴族院書記官、同書記官長代理、農商務書記官兼同参事官皇后宮主事、内匠頭などを歴任[5]1931年(昭和6年)5月15日、内匠頭を依願免本官となり退官した[6]。その後、宗秩寮審議官、日本郵船監査役、日本木材 (株) 顧問、全国森林組合聯合会顧問などを務めた[2][5]

1932年(昭和7年)7月10日、貴族院男爵議員に選出され[7]公正会に属して1946年(昭和21年)5月15日まで在任した[5][8]。その後、公職追放となった[4]

墓所

栄典

親族

  • 兄 東久世通敏(伯爵)[1]
  • 弟 竹腰正文(男爵竹腰正己養子)[1]
  • 子 東久世秀禧(昭和会館理事)[1]

脚注

  1. ^ a b c d e f g 『平成新修旧華族家系大成 下巻』386頁。
  2. ^ a b c 『人事興信録 第14版 下』ヒ15頁。
  3. ^ a b 『官報』第4331号、明治30年12月7日。
  4. ^ a b c d 『日本官僚制総合事典1868-2000』第2版、186頁。
  5. ^ a b c d 『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』82頁。
  6. ^ 『官報』第1311号、昭和6年5月16日。
  7. ^ 『貴族院要覧(丙)』昭和21年12月増訂、41頁。
  8. ^ 『官報』第5802号、昭和21年5月21日。
  9. ^ 『官報』第1499号・付録「辞令二」1931年12月28日。

参考文献

  • 人事興信所編『人事興信録 第14版 下』人事興信所、1943年。
  • 『貴族院要覧(丙)』昭和21年12月増訂、貴族院事務局、1947年。
  • 衆議院・参議院編『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年。
  • 霞会館華族家系大成編輯委員会『平成新修旧華族家系大成 下巻』霞会館、1996年。
  • 秦郁彦編『日本官僚制総合事典1868-2000』第2版、東京大学出版会、2007年。


公職
先代
小原駩吉
内匠頭
1924年 - 1931年
次代
白根松介
先代
上野季三郎
大膳頭
大膳頭事務取扱
1929年 - 1930年
次代
(廃止→)黒田長敬
大膳頭
日本の爵位
先代
叙爵
男爵
東久世家(分家)初代
1897年 - 1947年
次代
華族制度廃止



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