服部正重とは? わかりやすく解説

服部正重

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/13 01:50 UTC 版)

服部 正重(はっとり まさしげ、天正8年(1580年) - 慶安5年/承応元年(1652年))は、江戸時代旗本。通称は半蔵(はんぞう)。服部正成服部半蔵)の次男。兄は服部正就。弟は僧侶の正広。妻は大久保長安長女の美香。子は服部正吉、服部七右衛門。


注釈

  1. ^ 石見守は服部半蔵家の名乗り官位とみられ、初代保長以前の服部家当主から12代半蔵正義に至るまで広く名乗られており、公文書の署名にも「服部石見半蔵」の記述が見られる
  2. ^ 陸奥弘前藩家老。服部正成の庶長子との説があるが詳細は不明である。康成は、正成の長男である正就が出生する10年前の永禄9年(1566年)に出生したといわれる。康成は徳川家、織田家に仕えた後、関ヶ原の合戦の際には大垣城攻めで津軽為信の家臣となり、以降津軽家の家老として仕えた人物であるが、康成と正成の関係を明記した史料が確認されておらず、双方の家譜にも記録が残らないため家系についての詳細は不明である。しかし、康成が三河出身の伊賀者であったという記述や服部姓である事、正成から成の一字を、家康から康の一字と長門守の名乗りを与えられたという説などから、伊賀を由来とし三河に在住した服部氏族の一人であると考えられている。また、康成の母が誰であったかも不明である。正成と長坂家女子との婚姻時期は正成33歳の時である事から、正成が長坂家女子の以前に別の女子と婚姻関係にあり庶子が出生した可能性も存在するが、服部正成の主な縁戚にあたる家(服部家、長坂家、中根家、金田家等)の家譜いずれにも記録が残らないため詳細は判明しておらず、今後の研究がまたれる。
  3. ^ 村上義明の没年については1604年とする説が一般的であるが、それ以降である元和年間とする説もみられ詳細は不明である。また、義明と息子の忠勝を同一人物として扱う史料もみられる。

出典

  1. ^ a b c d e f g h 服部半三正成武功記 附 伊予国今治藩服部氏略家系
  2. ^ a b c d e f g h 桑名藩 元御家人筋并御由緒有之蒙仰御用相勤候家附服部家畧系
  3. ^ 今治拾遺附録 士族一之巻 服部速水正宣家譜
  4. ^ a b c 貞享松平隠岐守家来服部半蔵書上
  5. ^ 津軽藩旧記傳類(青森県文化財保護協会著みちのく双書第五集)
  6. ^ a b c 大久保長安どんな人? 八王子のまちづくりと伝承地”. 大久保長安・八王子の治水とまちづくり-ミツカン水の文化センター. 八王子市. 2019年12月1日閲覧。
  7. ^ a b c d e f g h i 桑名藩史 天明由緒
  8. ^ a b c 干城録
  9. ^ a b c 伊賀者由緒書
  10. ^ a b c 貞享松平越中守家来服部半蔵書上
  11. ^ 佐渡相川の歴史 佐渡金山史料 川上家文書
  12. ^ 赤泊村誌(上)
  13. ^ 佐渡の文化財
  14. ^ 両津町史
  15. ^ 佐渡年代記
  16. ^ 当代記
  17. ^ 干城録
  18. ^ 寛政重修諸家譜
  19. ^ 村上市史 通史編2 堀直寄着到帳
  20. ^ 厚遇された半蔵の子孫-桑名藩古文書が伝える”. 発見!三重の歴史. 三重県. 2016年6月2日閲覧。
  21. ^ 三河物語
  22. ^ 大蔵流家譜
  23. ^ 史実大久保石見守長安(北村藤次郎・著)
  24. ^ 徳川実紀
  25. ^ 能楽金春ニュース
  26. ^ 大蔵長大夫家考
  27. ^ 金春系譜
  28. ^ 観世文庫アーカイブ
  29. ^ 金春古伝書集成
  30. ^ 大蔵太夫家系図
  31. ^ 大蔵太夫相伝次第
  32. ^ 金春正統並大蔵系図


「服部正重」の続きの解説一覧




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「服部正重」の関連用語

服部正重のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



服部正重のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの服部正重 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS