有史時代の気候
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/25 16:40 UTC 版)
古代寒冷期 - 紀元前1000年-紀元前200年。 古代温暖期 - 紀元前200年-200年 中世寒冷期(古墳寒冷期) - 200年-700年535年から536年の寒冷期(Extreme weather events of 535–536) - 文献や考古資料によると、世界各地で535~536年に突発的な寒冷化と荒天などの異常気象が発生したと推定される。原因としては火山の噴火(いわゆる火山の冬)や隕石の衝突が挙げられているが、有力な説として、クラカタウを含むスンダ海峡での巨大噴火が指摘されている。 中世温暖期 - 700or900年-1250年 小氷期 - 1250年-1850年 - 火山の噴火が多発したことから、エアロゾルによる日射量の減少が平均気温を押し下げたとする見方がある。1353年~1357年頃 - 西ヨーロッパを中心に1315年から1317年の大飢饉(Great Famine of 1315–1317)。ニュージーランドのカハロアの噴火によるものと推定。 1453年~1454年頃 - ヨーロッパや中国で異常気象。バヌアツのクワエの噴火によるもの。 1601年頃 - ロシアやヨーロッパを中心に寒冷な年となった。日本や中国でも影響あり。ペルーのワイナプチナの噴火によるもの。 1783年~1784年頃 - ヨーロッパやアメリカで寒冷化。アイスランドのラキの噴火によるもの。 1816年 - ヨーロッパやアメリカを中心に急激な寒冷化(夏のない年)。インドネシアのタンボラ山の噴火によるもの。 地球温暖化期 - 1850年頃-現在。
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