最終編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 03:40 UTC 版)
各編の主人公達が一堂に会する最終シナリオ。シナリオ開始時に前8シナリオの主人公から1人を選択することになる。他の編と異なり、最終編は一度セーブしてしまうと最初からやり直すことはできず、また最終編に進んだ段階で他のシナリオをやり直すことも不可能になる。 選択した主人公により、ストーリーの大筋は2種類に分けられる。 オルステッドが主人公の場合のストーリー 主人公としてオルステッド(中世編の主人公)を選択した場合、7つの石像を通して中世編・最終編を除く7シナリオのボスを操り、各編の主人公たちに戦いを挑むというストーリーになる。ゲームシステムとしては、通常のボスバトルの敵と味方の立場が逆転した戦闘となっており、巨大なボスを操作して各編のキャラクター達を倒すことになる。仲間は存在せず、戦いに勝利しても悲しい結末となる。ちなみに、後述のストーリーでの姿とは異なり終始中世編そのままの人間での姿であるが、それが結末である重大な意味を持つ事となる。 オルステッド以外が主人公の場合のストーリー 各編の主人公は、それぞれのエンディングの途中で魔王オディオにより中世編の舞台ルクレチアへ召喚される。仲間を集め、主人公ごとに用意された7つのダンジョンで強力なアイテムを集めながら、魔王山で待つ魔王オディオとの最終決戦に挑む。パーティーには最終編主人公として選択したキャラと、それ以外に他の編の主人公3人までを加え、最大4人のパーティーを組むことができる(ただしオルステッドを除く)。それ以上の人数を加えようとした場合、最終編主人公以外の3人は入れ替えることが可能である。 ストーリーで引っ張る『ファイナルファンタジー』風の中世編に対し、この最終編はシステム寄りの『ロマンシング サ・ガ』(1992年)的な自由度を目指して作られている。主人公によっては最終編で初めてレベルアップや技の習得ができる者もいる。強制イベントなどはなく、自由度は高い。最終編では誰を主人公に選んだか、他の主人公達を全て見つけたか、そして魔王オディオに対してどのような態度を取ったかなどによって、エンディングは幾つかに分岐する。 オルステッドを主人公にしてプレイした場合と、それ以外の主人公でプレイした場合の双方に共通するバッドエンディングも存在する。このバッドエンディングは、オルステッドを主人公にしてプレイした場合は、操作キャラのHPが4分の1以下になると「逃げる」の代わりに出現するコマンド「ハルマゲドン」を選ぶことで、その他の主人公では最終ボスの第2形態で全滅することで、それぞれ見ることができる。
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