最初の打上げ試験
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/01 00:52 UTC 版)
アグニVは、2012年4月19日にインド東部のオリッサ州沿岸にあるWheeler島において打上げ試験が実施され、成功したと発表された 。試射は統合試射場(Integrated Test Range : ITR) 第4発射複合施設から、鉄道移動式発射台を用いて行われた。打上げから約20分後、高度100kmで第3段ロケットが再突入体を大気圏内に再突入させ、その後再突入体は、5000km以上離れたインド洋上に前もって設定されていた標的に命中した。試射場の指揮官である S.P. Das は BBC に、結果は全てテストパラメーター(規準)を満すものであったと述べている。報道によれば、アグニVは標的をわずか数メートルの誤差という高精度でヒットした模様である。中国の専門家は「実際にはこのミサイルは8000 km 離れた目標に到達できる潜在的能力を持っているのであるが、インド政府は他国の懸念を惹起することを避けるために、意図的にミサイルの能力を過小に公表しているのではないか」と感じている。
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