最低所得水準以下の貧困層の割合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 06:03 UTC 版)
「貧困線」の記事における「最低所得水準以下の貧困層の割合」の解説
2020年の英国の最低所得基準(minimum income standards) は、単身者は年収19,200ポンド、4人家族で子供(4~7歳)が2人の世帯では年収37,400ポンド、3人家族で子供(4~7歳)が2人の世帯では31,900ポンドであった。 2018年度の英国の最低所得基準[2018年の場合は、単身者は18,390ポンド、4人家族で子供(4~7歳)が2人の共働き世帯では39,992ポンド、3人家族で子供(4~7歳)が2人の世帯では35,216ポンド]を下回る層は29.9%(約19.6百万人)である。 また、最低所得基準は、一般市民からの意見聴取を元に、必要最低限の生活水準に要する財・サービス等の構成やその費用を見るもので、これに基づいて、多様な家族構成毎に想定される生計費を算出し、人口比の加重平均により求められる平均的な生計費から、時間当たりの生活賃金額が設定される。算出する際、単身・カップルの別や、子供の数・年齢などにより17タイプの家族構成が想定され、それぞれについて、消費支出、住宅の賃料、カウンシル税(住宅用財産にかかるイギリスの地方税)、交通費、託児費用を算出する。なお、成人の構成員が週37時間のフルタイム労働に従事していることが前提とされる。 最低所得基準以下の貧困層の内訳は 年齢別 18歳未満:42.3%(約5.9百万人) 18~64歳:29.1%(約11.6百万人) 65歳以上:18.2%(2.1百万人) 世帯別 18歳未満の子供がいる片親世帯:67.7%(約2.1百万人)、18歳未満の子供がいるカップル世帯:35.1%(約3.8百万人)、夫婦世帯:35.1%(約4.9百万人)、子供のいない単身世帯(18~64歳):36.2%(4.4百万人)、子供のいないカップル世帯:16.8%(2.3百万人) 単身世帯(65歳以上):27.4%(約1.2百万人)、カップル世帯(65歳以上):12.5%(0.9百万人) である 。
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