源栄
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源栄(げんえい 1551年(天文20年)[1] - 1633年(寛永10年)11月10日)は、安土桃山時代から江戸時代初期の浄土宗の僧。星蓮社暁誉を号す。俗姓や出自は不明だが、徳川家康に気に入られ、数々の寺の開山を務めた。源栄と家康の仲は親しいものであったらしく、駄洒落のやり取りをした記録や[2]、数奇者として知られる源栄に茶器七種を下賜した記録が残る[3]。
- ^ 享年83より推測。ただし相模国風土記稿、宗仲寺の項には享年81とあり。この場合は1553年生まれとなる。
- ^ 鷹狩りの帰りに大頂寺によった家康が、「鳥は取らざり」と駄洒落を言った後、源栄が「エカウエカウで日の暮れる」(おそらくカラスの鳴き声と回向をかけている)と返したところ、家康がその返答を気に入り、お付きの人間に「記憶すべき」と命じたと新編相模国風土記稿 大長寺の項に記載がある。
- ^ 松笠釜、水指、茶杓袋入、茶入、茶筅、柄杓各1、茶碗3個の7種。間宮(1884年)(第三輯)より
- ^ 間宮(1884年)(第三輯)より。
- ^ 特に注記の無い箇所は間宮(1884年)(第四輯)に拠った。
- ^ 座間市ホームページより
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