映画化に関して
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/17 00:24 UTC 版)
「青春デンデケデケデケ」の記事における「映画化に関して」の解説
原作が賞を受賞すると複数の映画化企画が寄せられた(篠田正浩も映画化を希望していたという)。それらはいずれも舞台を首都圏か京阪神に移したり、「しーさん」を女性に変更してヒロインとするといった大幅な改変を伴うものであった。監督として名を挙げられた大林は、それらを白紙撤回して可能な限り原作に忠実な映画化を提案、これを芦原が了承して映画化が実現した。 2006年に香川県高松市で開催された「さぬき映画祭」でのトークショーで語られたところによれば、松竹も原作者に企画書を提示しており、それは舞台を湘南に移したもので、監督には、新人の朝原雄三が起用されることとなっていた。なお、その場に同席していた朝原は、「後から考えれば、大林監督で映画化されて良かった」と語っている。 加えて大林によると映画化の際、「原作と同じ観音寺弁だと意味がわかりにくいから標準語にしたい」また当時日本で「テケテケサウンド」と言えば「湘南」、「加山雄三」のイメージがあったとのことで「舞台を湘南に変えて映画にしませんかと申し出を受けた」とのこと。しかし、大林が「観音寺弁がいい、舞台も変える必要はない」と言ってその申し出を断わったという。
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