映画のソフト化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 14:30 UTC 版)
「レット・イット・ビー (映画)」の記事における「映画のソフト化」の解説
映画は1980年代の始め、アブコ・レコードによってソフト化された。VHS、ベータマックスビデオ、RCA SelectaVision videodisc、レーザーディスクなどでのリリースが確認されているが、アップル・コアの許諾を得ていなかったために抗議を受け、ほどなく販売中止となる。以降映画はお蔵入りとなり、販売された分のメディアか、もしくはそこからコピーされた海賊盤によってしか鑑賞できない状態が続いた。 2004年以降、ポール・マッカートニーを含め、複数の関係者の口からDVD・ブルーレイ化に向けての作業が進められていることが語られているが、2017年時点で正式に入手できるのは、抜粋が収録された映像版『ザ・ビートルズ・アンソロジーVo.8』のみであった。 2007年2月、ニール・アスピノール(元アップル・コア代表取締役)はインタビューで、「映画が最初に出てきたときは非常に物議を醸した。その修復作業が半分を過ぎたときに、アウトテイクを見てこう気づいた。この素材は未だに議論を呼んでいると。これは古い議論をよみがえらせた。」と語っている。 2019年1月31日、ピーター・ジャクソンの手により、ルーフトップ・コンサートを含む60時間の未公開フィルムと140時間の未公開音源を元にした新編集版が現在制作中であることが発表された。同時にオリジナル版の方もリマスター化されて発売される予定であることも発表された。その後、新編集版のタイトルは『ザ・ビートルズ: Get Back』に決定。当初2020年9月公開を予定していたが、新型コロナウイルスの流行などの影響で、2021年8月27日公開予定に延期された。2021年6月23日、動画配給元であるディズニーは『ザ・ビートルズ:Get Back』の劇場での公開を取りやめ、ディズニーの動画配信サービスであるDisney+(ディズニープラス)にて、2021年11月25日、26日、27日の三日間にわたり3部に分けて動画配信の形で公開することを発表した。『ザ・ビートルズ:Get Back』は2022年より順次セル版がリリースされるが、オリジナル版の発表時期はその時点においても未定のままである。
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