映画と写真
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/27 06:29 UTC 版)
「欧州連合域内における著作権保護期間の調和に関する指令」の記事における「映画と写真」の解説
この指令は、同じく映画の著作物(「シネマトグラフ及びその他の視聴覚作品」)と写真の著作物の著作権の待遇を欧州連合内部で一致させることも定めている。映画の著作物は次の人々のうち最後の人の死亡時点から70年間保護される(第2条第(2)項):主要な監督、劇作家、脚本家、および特にそのシネマトグラフまたは視聴覚作品で使用する目的で作られた音楽の作曲家。これは、その映画の著者に関する国内の法律の条項にかかわらず適用され、加盟国の間で共通の著作権の保護期間を保証する。国内の法令では他の共著者が規定されていることがあるが、映画の主要な監督は常にその映画の著作物の著作者であると見なされる(第2条第(1)項)。 指令より以前には、写真の著作物の著作権保護に対してそれぞれの加盟国が独創性と創造力の幅広く異なった基準を適用していたが、これらは第6条によって調和させられた。第6条は、完全な保護(著作者の没後70年)が許される唯一の基準は、その写真が「著作者自身の知的な創造」であるということであると述べる。加盟国が独自の (sui generis) 「関連する権利」によってこの基準を満たさない写真を守ることは許される。
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