星子崇
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 21:37 UTC 版)
「第78回全国高等学校野球選手権大会決勝」の記事における「星子崇」の解説
10回裏の三塁走者であった星子崇は秋の新チームでは4番だったが、バントのサインに応じないなどの理由で春から徐々に打順が下がり、夏の大会では8番まで落ちていた。甲子園5試合で14打数8安打、打率5割7分1厘。決勝戦でも4打数3安打であり、8回裏では坂田の犠飛でタッチアップからホームインしている。星子は50mを5秒9で走るチームで一、二を争う俊足を誇る選手であった。星子のタッチアップは慎重過ぎるぐらい慎重に見えたという意見もあるが、星子自身はちょっと早いくらいのスタートだったと語っている。 捕手の石丸は、星子が回り込まず真っ直ぐに走ってきたことに疑問を抱いていたが、星子は、右翼へ上がった打球は浜風に押し戻されるであろうということ、また反対に右翼からの返球は浜風によって通常より伸びるであろうということを意識していたため、最短距離で走るという選択肢をとっていたのであった。熊本日日新聞が後にテレビ録画でチェックしたところによると、タッチアップから石丸のミットと接触するまでが約3.5秒であり、普通の選手の4秒前後より早いタイムであった。 星子の同級生はタッチアウトについて何も聞いてこなかったが、大人たちから「走りながらピースしてなかった?」「力を抜いて走った」などと冗談交じりで話しかけられることに耐えられず、取材は全て断った。
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