明瞭度指数
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/02/03 04:04 UTC 版)
明瞭度指数(Articulation Index、AI)は、明瞭度に関係する指標として1947年にフレンチ(N.R. French)とスタインバーグ(J.C. Steinberg)が基本となる手法を 、 1950年にフレッチャー(H. Fletcher)らが改良版を発表し、その後1969年に ANSI により ANSI S3.5-1969 として標準化された 。音声情報が周波数の異なる独立したチャネルを通して別々に送られた情報の総和からなるという考え方をベースにしている。 この考え方をもとに、別々の周波数帯での信号対雑音比と周波数別の係数(周波数別の明瞭度への寄与率)から周波数別の明瞭度指数を求め、それらの総和により全体の明瞭度指数を求める。 この方法はアナログ電話回線のような単純なシステムで有効な手法で、電話回線の評価方法として長い間使われてきた。 AI は 0 から 1 までの値をとり大きくなるほど明瞭度は高い。0.3以下は「悪い」、0.3から0.5は「普通」、0.5から0.7は「良い」、0.7より大きい場合は「非常に良い」と見なされる。
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