旬 (単位)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/06 07:01 UTC 版)
旬 | |
---|---|
系 | 暦法 |
量 | 時間 |
SI | 864000秒 |
定義 | 10日 |
旬(じゅん)は、時間の単位の1つで、10日間のことである。旬間(じゅんかん)ともいう。
概説
1か月の日数である30は10で割り切れるので、10日間を3回繰り返すと1か月になる。そこから、1つの月を3つに分けた期間も「旬」と呼び、1日から10日までを上旬(じょうじゅん、初旬(しょじゅん)とも)、11日から20日までを中旬(ちゅうじゅん)、21日から月末までを下旬(げじゅん)という。上旬・中旬は10日間であるが、下旬は月によって異なり、旧暦(中国暦や和暦)では9日間または10日間、新暦(グレゴリオ暦)では原則として10日間か11日間で2月のみ8日間か9日間である。
「旬」という単位は中国の夏朝には既に存在しており、甲骨文に「旬間」の文字が見える。旬の起源は、古代に十干で日を表していたことによるものと考えられる。
これを転用して、10年間(十年紀)のことを旬年(じゅんねん)ともいう。また、10か月のことは旬月(じゅんげつ)[1]という表現もある。
フランスで1793年11月24日から1805年12月31日まで(グレゴリオ暦)施行されたフランス革命暦では、旬と同様、1か月が10日ずつの3つのデカード (décade) に分けられた。デカードは、旬または週と訳される。なおフランス革命暦では、1か月は常に30日なので、デカードも常に10日である。
日本には五十日(ごとおび)の習慣があり、これに沿って給料日などが設けられている。
古代メソポタミアに登場したアッシリアには、5日間を単位とする「五曜」制度があった。
注釈
- ^ 10日間、1か月のことを「旬月」とする場合もある。転じて、「わずかな日数」という意味もある。
関連項目
「旬 (単位)」の例文・使い方・用例・文例
- 8月下旬に
- 8月下旬に
- 6月の中旬に
- カキは今が旬だ
- 私はなるべく旬の食材を使います
- 彼は料理には旬の素材を使います
- 旬の素材を使用した
- 季節ごとに旬の食材を使用します
- 旬の情報を全国の皆様にお届けします
- 季節ごとに旬の素材を生かしている
- なお、2006年度支部大会を上旬に予定しています
- 写真が8月中旬の新聞に載りました
- 掛時計・置時計各1機種を9月上旬より全国の専門店で発売します
- 彼がひたすら四季折々の旬の素材に拘りました
- ですが、今月初旬にあなたがシドニーへ行った出張の経費精算書を、月曜の朝までにもらう必要があることをお知らせしたいと思います。
- 先週、当部署の月例会議で到達した結論に関して―11 月中旬に、新しい家庭用消毒剤のプレゼンをマーケティング部に対して行う予定です。
- もうクライアントに、来月初旬まで改修プロジェクトが行われるって連絡しちゃったよ。
- 私は2012年の10月の初旬にあなたの研究室に伺いたいです。
- 九月の中旬にさしかかる
- 9月中旬から
- 旬_(単位)のページへのリンク