旧BS1放送開始の経緯・開始当時の状況
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「NHK BS1」の記事における「旧BS1放送開始の経緯・開始当時の状況」の解説
1984年(昭和59年)5月12日、日本初となる人工衛星(放送衛星)を利用して受信可能なテレビジョン局として放送を開始。専用の放送衛星を打ち上げてテレビ放送をする、当時は世界でも極めて珍しいチャンネルであった。NHKのBSチャンネルは当初から2チャンネル体制での放送体制を計画しており、当初は山間部や離島地域など難視聴地域への対策として地上波(旧BS1は総合、NHK衛星第2テレビジョン(BS2)は教育(Eテレ))の同時・または時差放送を中心軸として編成する事を想定していた。しかし、事実上初代となる実用放送衛星「ゆり2号a」が打ち上げ直後に中継器とその予備各1台が故障するトラブルが発生。放送開始後しばらくは1チャンネル分での放送を余儀なくされた。 その後、1986年(昭和61年)2月12日に予備衛星の「ゆり2号b」が打ち上げられ、本来の2チャンネル体制での放送が可能となった。ところが、1987年(昭和62年)7月4日放送分から地上波の同時中継はBS2が担うようになり、旧BS1は後述の様な独自の番組編成を行うようになる。これに伴い、当時のNHKと民放の全チャンネルを通して史上初となる24時間放送を開始。地上波時差編成はBS2に集約され、BS2開局前以来1年半ぶりの総合・教育混合編成再開となった。
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