旧青目寺
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/13 08:01 UTC 版)
旧青目寺は、813年(弘仁4年)に四国屋島寺の僧青目上人が、観世音菩薩を祀るため亀ヶ岳山頂七ツ池周辺(字銭ガタヲ・字火呑ヲク)に建立した天台宗寺院。七ツ池自然公園の中にある遺構(青目寺跡)では、北御堂跡、南御堂跡、西御堂跡、中御堂跡、東御堂跡が発掘調査で確認されている。 813年(弘仁4年)- 四国屋島寺の僧青目上人が、観世音菩薩を祀るために天台宗寺院として建立。 903年(延喜3年) - 周辺住人の浄財により改築。 延喜年間(901年~923年) - 山上に4坊、山腹に11寺を従えるほどに興隆した。 944年(天慶7年)9月末 - 塔堂伽藍が火災で焼失。本尊は裏山の山中に運び出され消失を免れた。 1043年(長久4年) - 八尾山城主の山名清氏により再築。建築落成の際、一大法会が執行された。天台宗から真言宗への改宗はこの時とする説もある。 建仁年間(1201年~1204年) - 備後国守護の杉原光平により再建。 1333年(元弘3年)の「小早川家軍忠綸旨」によると、青目寺別当の弁房が、小早川七郎経平や小早川掃部助高平等らとともに、後醍醐天皇側に加味して戦ったことが記録されている。 1940年(昭和15年)2月23日 - 広島県指定文化財(史跡)に指定された。
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