旧王族が権威・権力を再度得た例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/12 05:56 UTC 版)
「王政復古」の記事における「旧王族が権威・権力を再度得た例」の解説
政体としての王政復古に至らないが、旧王族が権威または権力を再度得た事例に、以下がある。 ルーマニア国王 ミハイ1世 1927年に即位、王位継承権を放棄していた父の帰国により、1930年に退位。1940年に復位したが実権を行使できず、第二次世界大戦には枢軸国側で参戦したため、ソ連の占領を免れず、ルーマニア社会主義共和国の成立に際し、1947年12月に退位し亡命した。亡命中にブルボン=パルマ家のアンヌ・アントワネットと婚姻し、個人的に西側諸国王室との人脈を築く。共産党政権崩壊後の1997年に市民権を得、2001年からは共和国政府により住居や生活費の保証を受けるとともに、公式に「陛下」の敬称で呼ばれた。2017年に逝去。 ブルガリア国王 シメオン2世 第二次世界大戦中の1943年に即位、1946年にブルガリア人民共和国成立に際し、国外へ亡命。共産党政権崩壊後の1996年に帰国し、2001年から2005年までブルガリア共和国首相に就任した。
※この「旧王族が権威・権力を再度得た例」の解説は、「王政復古」の解説の一部です。
「旧王族が権威・権力を再度得た例」を含む「王政復古」の記事については、「王政復古」の概要を参照ください。
- 旧王族が権威・権力を再度得た例のページへのリンク