旧注に含まれる注釈書
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/09 05:51 UTC 版)
一般的には以下のような注釈書が旧注に含まれるとされている(これらの他にも数多く存在する)。 『源氏和秘抄(げんじわひしょう)』1449年(宝徳元年)、1巻1冊、一条兼良 『源氏物語年立(げんじものがたりとしだて)』1453年(享徳2年)、2巻、一条兼良 『花鳥余情(かちょうよせい、かちょうよじょう)』1472年(文明4年)、全30巻、一条兼良 『源氏物語之内不審条々(げんじものがたりのうちふしんじょうじょう)』1475年(文明7年)、一条兼良 『種玉編次抄(しゅぎょくへんじしょう)』1475年(文明7年)宗祇 『源語秘訣(げんごひけつ)』(別名多し)1477年(文明9年)、一条兼良。 『口伝抄(こうでんしょう)』1480年(文明12年)、一条兼良 『一葉抄(いちようしょう)』1495年(明応4年)、15冊(10冊のみ現存)、藤原正存 『源氏物語不審抄出(げんじものがたりふしんしょうしゅつ)』1499年(明応8年)、宗祇 『実隆本源氏物語系図』1488年(長享2年)三条西実隆 『弄花抄(ろうかしょう)』1504年(永正元年)、7冊、三条西実隆 『細流抄(さいりゅうしょう)』1510年(永正7年)、三条西実隆 『明星抄(みょうじょうしょう)』1530年(享禄3年)、20冊、三条西実枝 『万水一露(ばんすいいちろ)』1545年(天文14年)、28冊本・30冊本、また62冊本など、能登永閑 『休聞抄(きゅうもんしょう)』1550年(天文19年)、全20巻、里村昌休 『林逸抄(りんいつしょう)』1559年(永禄2年)、54冊、林宗二 『紹巴抄(しょうはしょう)』1565年(永禄8年)、20巻20冊、里村紹巴 『山下水(やましたみず)』1570年(元亀元年)、三条西実枝 『覚勝院抄(かくしょういんしょう)』1571年(元亀2年)、25巻、覚勝院 『孟津抄(もうしんしょう)』1575年(天正3年)、九条稙通 『岷江入楚(みんごうにっそ)』1598年(慶長3年)、中院通勝 『玉栄集(ぎょくえいしゅう)』1602年(慶長7年)、1冊、花屋玉栄 『首書源氏物語(しゅしょげんじものがたり)』1673年(延宝元年)、一竿斎 『湖月抄(こげつしょう)』1673年(延宝元年)、全60巻、北村季吟 『一簣抄(いっきしょう)』1716年、近衛基煕 上記の他、以下のような梗概書も内容的にはほぼ旧注に属する。 『源氏大鏡』 『源氏小鏡』 『源氏物語提要』1432年(永享4年)、今川範政
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