旧市街のゴシック教会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 02:18 UTC 版)
ゴシック時代に建造されたブレーメンの教会の中でアンスガリ教会は遺っていない。 マルクト広場にはプロテスタントのブレーメン大聖堂が建っている。この教会は、一部ロマネスク様式に初期から後期までのゴシック様式が混淆した三連長堂式ホール教会である。この教会はかつてブレーメン司教区の大司教座教会であった。聖堂内には聖堂博物館やブライケラー(地下墓室)がある。ローラント像の近くには市庁舎がある。市庁舎は1405 - 1410年にゴシック様式で建築され、その約200年後の1609 - 1612年にルネサンス様式のファサードが造られた。現在、地下のワイン貯蔵庫にはラーツケラー(レストラン)があり、数多くのワインを楽しめる。また、12使徒にちなんで名付けられた、17~18世紀の12個の大きなワイン樽がある。 ブレーメン市庁舎の隣には1229年建造の初期ゴシック様式による聖母教会である。この教会はブレーメンで最も古い教会で、非常に高い塔を持つ。 旧市街のヴェーザー川沿いにマルティン教会がある。この教会は1229年に建造された後、増改築が繰り返されたゴシック建築で、1384年に現在のレンガ造りのホール式教会に改築された。その後第二次世界大戦で破壊されたため、1960年に再建された。 聖堂広場とシュノーアの間に、現在首席司祭座教会となっている聖ヨハン教会がある。この教会は元々14世紀に建造されたフランシスコ修道会の三廊式ホール教会だった建物で、ブレーメンでは唯一現存する修道院教会である。 ゼーゲ通りと聖堂広場の間にあるカタリーナ小路には聖カタリーナ教会跡を含むドミニコ会修道院跡がある。 ブレーメン旧市街の西端にあたるシュテファン街にプロテスタントの聖シュテファニ教会が建っている。これはゴシック様式のホール式教会で高さ約75mのネオゴシック様式の塔を持つ。 ヴェーザー川沿いに建つマルティン教会 聖ヨハン教会 聖シュテファニ教会
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