旧局舎と跡地再開発
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/16 16:29 UTC 版)
「名古屋中央郵便局」の記事における「旧局舎と跡地再開発」の解説
2000年、当地にあった名古屋中央郵便局(現名古屋西郵便局)の西区天神山町への移転の際に旧局舎を活用して同局の名古屋駅前分室として設置された。1990年代以降、全国の郵便局分室が多く廃止されていく傾向にある中、新たな分室の設置は1991年の岡山中央郵便局長船分室(民営化後の郵便事業岡山支店長船分室)の設置以来、9年ぶりの事であった。 中央郵便局として使われていた局舎もさることながら、貯金・保険窓口の平日18時までの営業やATM及び郵便業務窓口の実質24時間営業など、中央局時代からの特徴を多く引き継ぐ全国有数の規模の分室であった。さらに郵政民営化までは許認可申請についても当該部署が移転しなかったため当分室で取り扱っていた。また、その立地や営業時間などから本局よりも利便性が高く、利用客も多かった。 旧局舎は1956年に完成した地上6階建てのビルであったが、民営化に伴い、隣接する名工建設と名古屋鉄道の土地と合わせて高さ約200mの高層ビルに建て替えられることとなった。これは、名古屋ターミナルビル跡地に建設中の地上46階・高さ約220mのJRゲートタワーと一体的に再開発されている。2013年6月11日に、計画で地上40階で高さ195.7メートルの新ビルの起工式が行われ、完成は2015年と発表された。そして、2013年12月20日に正式名称が「JPタワー名古屋」と発表された。同ビルには郵便局が入居されている事が決まっていたが、その後2015年12月7日をめどに、名古屋中央郵便局名古屋駅前分室を名古屋中央郵便局に昇格・改称(これに伴い、従来の名古屋中央郵便局は名古屋西郵便局に改称)、ゆうちょ銀行名古屋駅前店をゆうちょ銀行名古屋中央店に改称の上、同タワーへ移転することが、2015年9月1日に発表された。 局舎は、これらの工事に先立ち、2012年に同駅前から大同生命名古屋ビル1Fに仮店舗として移転した(但しゆうゆう窓口の機能は、当分室から分離され、JRセントラルタワーズ内に設置された名古屋中央郵便局タワーズ内分室となった)。その後、前述のとおり2015年12月7日に昇格、改称の上、JPタワー名古屋に移転した。大同生命名古屋ビル内の仮店舗跡地は名古屋柳橋(やなぎばし)郵便局として継続使用されている(タワーズ内郵便局の移転扱い)。ゆうゆう窓口機能は、名古屋中央(旧)局のタワーズ内分室は引き続きJRセントラルタワーズの15Fに名古屋西郵便局の分室として存続の上で、JPタワー名古屋には新たに名古屋西郵便局のJPタワー名古屋内分室を新設し、仮店舗に転出前の名古屋駅前分室同様、ゆうゆう窓口を事実上併設させることになった。
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