日本語の「は」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/21 06:39 UTC 版)
日本語の「は」は、純粋の話題マーカーとしての用法のほか、対比(「リンゴは好きだが、梨は嫌いだ」)や限定(「惜しくはない」)にもよく用いられる。 また、文中に複数の「は」が現れることも可能である。例えば「私はその話は詳しくは知らない」では「私」が文全体の話題であり、そのあとの「その話」と「詳しく」は対比・限定性が強い。「は」の用法はこのほかにもあり、特に述語では「…ではない」のように特別な機能なしに慣用的に用いられることもある。 「は」で示される話題は、特に断らない限り、その節だけでなく、文全体にかかる("「は」の句読点越え")。例(料理を食べ終わって、感想を言っている文脈で): 「肉は固かったけど、おいしかった」:肉(話題)もおいしかった意味にとれる。 「肉が固かったけど、おいしかった」:肉はおいしくなかったが、料理全体(明示されない話題)としてはおいしかった意味にとれる。 「肉は固かったけど、魚はおいしかった」:肉料理はおいしくなかったが、魚料理はおいしかった(対比)意味にとれる。
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