日本紳士録
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1889年に福沢諭吉の提唱で設立された社交団体「交詢社」が納税額を基準に著名人約2万3000を掲載して発行を始めた。巻末には東京を中心とした職業別姓名録なども付された。3年後には東京横浜に京阪その他を含めた約3万3000人を収録して第二版を出版、以後版を重ねた。高山樗牛は所得税が基準では紳士と謳ったところで高利貸しや博徒も入っており、国民の拝金根性を露呈するものとして批判した。 1971年からは「交詢社出版局」が編集を続け、2000年ごろには掲載14万人に達したが、2005年に紳士録などを利用した大型詐欺事件が摘発され、同年個人情報保護法の施行もあって掲載希望者が減り、2007年に第80版を最後に無期休刊となった。
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