日本王座における複数階級制覇
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/27 17:48 UTC 版)
「複数階級制覇」の記事における「日本王座における複数階級制覇」の解説
2017年2月現在、湯場忠志の5階級制覇が最高記録で、続いて3階級制覇を果たした王者には、五代登、前田宏行、中川大資の3選手がいる。 五代はまず田中敏之の名で1982年11月8日にフェザー級、田中健友の名で1986年2月25日にスーパーフェザー級、そして五代登の名で1989年2月13日にライト級の日本王座を獲得した。最初の階級を獲得してから3つ目の階級を獲得するまでに要した期間は約6年3か月だった。前田は1994年10月1日にライト級、2000年4月2日にスーパーライト級、2003年12月20日にウェルター級暫定、2004年4月17日にウェルター級正規の日本王座を獲得している。3つ目の階級を獲得するまでには約9年6か月を要したが、スーパーライト級王座は4度の防衛に成功した。湯場は2000年10月16日にライト級暫定、2000年11月27日にライト級正規、2002年3月23日にスーパーライト級、2005年1月16日にウェルター級の日本王座を獲得し、最初の正規王座獲得から約4年2か月を要して史上3人目の3階級制覇を達成、そして2012年2月4日にミドル級の日本王座獲得し史上初の4階級制覇を達成、更に2013年8月12日にスーパーウェルター級の日本王座獲得し、自身の持つ日本王座複数階級制覇の記録を更新する5階級制覇を達成した。中川は2009年2月9日にウェルター級、2012年2月4日にスーパーウェルター級、2013年8月3日にミドル級の日本王座を獲得し史上4人目の3階級制覇を達成した。なお、ウェルター級王座は3度の防衛に成功している。3つ目の階級を獲得するまでに要した期間は約4年6か月だった。 2階級を制覇した王者は、花田陽一郎、白井義男、辰巳八郎、椎名勇夫、大貫照雄、大川寛、ジョージ・カーター、東海林博、タートル岡部、牛若丸原田、マサ伊藤、柴田賢治、ダイナマイト松尾、亀田昭雄、穂積秀一、友成光、尾崎富士雄、無限川坂、杉本光一、田端信之、高橋ナオト、細野雄一、リック吉村、ビニー・マーチン、瀬川設男、吉野弘幸、横山啓介、木村登勇、長嶋建吾、柴田明雄、黒田雅之、坂晃典の32選手である。このうち、辰巳はミドル級王座を同級最多の13度、吉村はライト級王座を同級最多の22度、吉野はウェルター級王座を同級最多の14度、木村はスーパーライト級王座を同級最多の13度防衛した。 女子のJBC公認前に存在したJWBCでは、マーベラス森本、アンリ、藤本りえの3選手が2階級を制した。このうち藤本はフライ級とバンタム級で2階級制覇を達成し、JBC公認後もOPBF女子東洋太平洋スーパーフライ級王座の獲得に成功、JWBC・OPBF合わせて3階級を制覇したことになる。
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